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令和 元年10月総合計画関連議案審査特別委員会 経済環境分科会-10月02日-01号

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  1. 佐倉市議会 2019-10-02
    令和 元年10月総合計画関連議案審査特別委員会 経済環境分科会-10月02日-01号


    取得元: 佐倉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-18
    令和 元年10月総合計画関連議案審査特別委員会 経済環境分科会-10月02日-01号令和 元年10月総合計画関連議案審査特別委員会 経済環境分科会    令和元年10月 総合計画関連議案審査特別委員会 経済環境分科会 会議録 〇日時    令和元年10月 2日(水) 午前9時59分から 〇開催場所  佐倉市役所 議会棟 第三委員会室 〇事件    1)議案審査          議案第29号 基本構想及び前期基本計画の策定について          (令和元年8月定例会提出)        2)意見集約 〇出席委員  座長・敷根文裕、副座長・徳永由美子        委員・川口絵未、鍋田達子、密本成章、玉城清剛、斎藤明美 〇欠席委員  なし 〇分科会構成委員以外の委員
           髙橋とみお、木崎俊行、萩原陽子、藤崎良次、岡村芳樹 〇説明のため出席した者の職氏名        産業振興部長二川健一郎農政課長・岩井一徳、農政課主査・足谷知之        農政課主査・内田 亨、産業振興課長・鈴木研悟、        産業振興課副主幹(産業振興部調整担当)・荒木宏光、産業振興課副主幹・榎 啓幸、        産業振興課副主幹・利光 尚、        環境部長・橋口庄二、生活環境課長・菅沼健司、        生活環境課副主幹(環境部調整担当)・遠藤雅由、生活環境課副主幹・秋葉英樹        生活環境課主査・齋藤伸之、廃棄物対策課長・田中眞次、        廃棄物対策課副主幹・八角文仁、廃棄物対策課主査・石渡倫和        農業委員会事務局長・湯浅明弘        企画政策課長・和田泰治、企画政策課副主幹・藤崎裕之、企画政策課主査・齊藤雅一 〇議会事務局 書記・飯野 明、宮崎由美子、村上一郎           午前9時59分開会 ○座長(敷根文裕) ただいまより総合計画関連議案審査特別委員会経済環境分科会を開会いたします。  分科会構成委員全員が出席しておりますので、会議は成立しております。  これより議事に入ります。  本日の議題であります基本計画は、今後の市政運営の指針となる重要な案件でございます。一方、限られた時間での審査になりますので、委員各位のご協力を、そしてまたできる限り質問をまとめてもらえるようお願いをいたします。  まず、分科会の進め方について確認をいたします。分科会における審査の対象は基本計画でございます。経済環境分科会に分割付託されました基本施策は、お手元に配付の資料のとおり4施策でございます。各施策に関し執行部からの説明を受けた後、当分科会の構成員からの質疑、その後その他の委員の質疑を行います。  それでは、環境部及び産業振興部が所管する基本施策について執行部の説明をお願いいたします。  環境部長。 ◎環境部長(橋口庄二) 改めまして、おはようございます。環境部の橋口でございます。よろしくお願いいたします。済みません、着座にて説明をさせていただきます。  議案第29号の基本構想及び前期基本計画の策定につきまして、環境部、産業振興部の関係でご審査をいただきます。このうち、第2章における環境部が所管いたします基本施策につきましてご説明を申し上げます。  第5次佐倉市総合計画書(案)の79ページ、第2章、人と自然が調和した安心して暮らせるまちの2―9、環境保全、こちらをごらんいただきたいと思います。この基本施策では、12年後の目指す姿を環境にやさしい暮らしや、環境に配慮した事業活動が実現した、安全・安心で快適なまちを目指します。また、印旛沼や谷津などの豊かな自然環境を、永く守り育てるまちを目指しますといたしまして、豊かな自然環境を保全し、ごみの減量化、資源化を推進し、生活環境の保全を図り、地球温暖化対策を推進することとしております。成果指標は、生活排水処理率、ごみ総排出量、環境基準適合率、市役所の温室効果ガスの排出量を設定しております。  環境部につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○座長(敷根文裕) 産業振興部長。 ◎産業振興部長二川健一郎) 産業振興部長の二川でございます。よろしくお願いいたします。着座にてご説明申し上げます。  私からは、第3章における産業振興部の所管する主な部分についてご説明させていただきます。  それでは、計画書案83ページをお願いいたします。基本施策3―1、商工業振興では、12年後の目指す姿を創業や新規事業を生み出す環境が整っており、市内のあらゆる場所でイノベーションが起こるまち、また働きたい人が好きなときに働くことができ、事業者が必要な人材を常に雇用することができるまち、さらに魅力ある店舗、商店会がふえ、にぎわいがあふれるまちを目指しますとし、そのために企業の競争力向上に取り組みの支援、企業誘致を進めるとともに創業及び事業承継の推進、そして多様な人材の就業を支援することとしております。成果指標は、企業誘致助成金新規利用企業数、起業塾(入門編)受講者の創業者数、地域職業相談室における市内相談者の就職率を設定しております。  続きまして、85ページをお願いいたします。基本施策3―2、農業振興では12年後の目指す姿を農林水産業者の担い手が確保され、マーケティング力の向上による収益増加が図られる環境が整備されている社会及びチャレンジする人が活躍できる環境が整備されている社会を目指します。さらに、農地の基盤整備によりスマート農業などが促進され、生産能力が十分に引き出されている農村社会、及び美しく伝統のある集落が未来にわたって継承される農村社会を目指しますとし、そのために競争力のある農林水産業を推進し、美しく活力のある農村社会をつくることとしております。成果指標は、認定農業者件数多面的機能活動団体数を設定しております。  続きまして、87ページをお願いいたします。基本施策3―3、観光振興では12年後の目指す姿を歴史、自然など佐倉ならではの地域資源を複合的に活用し、市民や近隣住民を初め、多くの方々が気軽に繰り返し訪れたくなる通年型の観光地を目指しますとし、そのために観光客の来訪や消費を喚起する取り組みを推進し、商品造成や営業活動の強化、情報発信の充実を図ることとしております。成果指標につきましては、年間観光入込客数(イベントを除く)と観光協会の情報発信への「いいね」の数を設定しております。  以上、産業振興部所管部分をご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○座長(敷根文裕) これより分科会構成委員の質疑を行います。  分科会構成委員の質疑が終了しましたら、その他の委員の質疑を認めます。  質疑はございますか。  密本委員。 ◆委員(密本成章) 密本です。まず、第5次佐倉市総合計画書案79ページ、基本施策2―9、環境保全、4年間の取り組みにおきまして、市民や事業者が3R、リデュース、リユース、リサイクルの推進など環境に配慮した生活様式や事業活動を実践できるよう、啓発や支援を行いますとありますが、この記述だと3Rとなっているのですけれども、現在同時に策定しています佐倉市一般廃棄物処理基本計画の素案では、リフューズというのが入っている4Rということになっているかと思います。それを反映させまして、総合計画のほうも4Rにしたらいかがかなと思います。  それと、80ページ、関連する個別計画、こちらは第二次佐倉市環境基本計画ほかとなっているのですけれども、先ほどの佐倉市一般廃棄物処理基本計画もそうなのですけれども、ほかにも計画があるようですので、関連する計画は全てこちらに記載されてはいかがかなと思います。 ○座長(敷根文裕) 廃棄物対策課長。 ◎廃棄物対策課長(田中眞次) 廃棄物対策課長の田中でございます。お答えいたします。  現在海洋プラスチックの問題により、ワンウエー、使い切りプラスチックの製品の問題が注目されているところでございまして、このことについて現在ホームページで資料を公表しておりますが、佐倉市一般廃棄物処理基本計画の中では、使う必要のないものは断るというような行動を新たに加えまして、4Rとしたものでございます。また、佐倉市一般廃棄物処理基本計画につきましては、現在環境基本計画を策定中でございまして、それと同時に策定しているものでございます。このほか関連する計画としまして、佐倉市生活排水対策推進計画というのもございます。これらの記載につきましては、ご意見として承りたいと思います。よろしくお願いします。 ○座長(敷根文裕) 密本委員。 ◆委員(密本成章) せっかくいい計画があるわけですから、総合計画にもぜひ反映していただければと思います。  それと、これも同様の確認なのですけれども、80ページ、2―9、環境保全、施策の内容ということで、豊かな自然環境を保全します。この中で、印旛沼については県、流域市町などと連携して水質改善に取り組むとあるのですけれども、印旛沼の湖畔というのはふるさと広場として市の重要な観光等の拠点なのですけれども、全国的に見ましても印旛沼というのはイメージが残念ながら余りいいとは言えないと。これは印旛沼の水質というところが大きいと思うのですけれども、印旛沼のイメージが悪いというのは、やはり市としても重要な拠点を構えている以上、困ると。こちらに記述してあるとおり、印旛沼の水質改善については進めていかなければならないと私も思っております。もちろん印旛沼水質改善というのは、国、県が主体となって行っていかなければならないと。ただ、総合計画に入れていただいている以上は、市としても積極的に進めていくものと思っているのですけれども、ここに書いてある連携してというところです。それについて、その方向性と、あと何か印旛沼のイメージアップについて、総合計画でどのように考えているのかというのをまずお聞きしたいと思います。 ○座長(敷根文裕) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(菅沼健司) 生活環境課長の菅沼でございます。印旛沼の水質改善につきましては、先ほど委員からありましたが、広域的な取り組みというのは13の市町に及ぶ流域面積があります印旛沼の水質は、佐倉市のみの事業展開では果たすことができないということで、千葉県が音頭を取りまして印旛沼水循環健全化会議あと水質保全協議会などの組織的な取り組み、あわせて研究なども行っております。その中で、啓発的なイベントとしては佐倉市では環境の学習、あと水質浄化のイベントなどの啓発事業とあわせて生活排水対策として下水道整備や下水道のないところには高度処理型の合併浄化槽など普及促進に努めているところでございます。  印旛沼のイメージアップということに関しましても、水質に関する汚濁、これは富栄養化ということで、栄養となるものが流れ込んでくることを防ぐために、生活排水対策を実施しているということになりますけれども、ついてはそれとあわせて抜本的な対策として印旛沼の中に堆積しているヘドロが内部生産といって汚濁物質を出すものですから、それを取り除くために国や県に機会を捉えて要望していくということとなっています。以前にも平成25年5月14日に13の市町が連名で千葉県知事に対して印旛沼の水質改善に関する取り組みについて要望したという実績もあります。このような形で要望することとあわせて、各市単独でも国、県に対する要望というのは毎年のように実施しているところでございます。イメージアップに関して、水質に関しては汚濁ということで汚染ではないので、その辺をはっきり住民の皆様にわかるように説明していきたいと思っています。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 密本委員。 ◆委員(密本成章) わかりました。質問は以上なのですけれども、最後に今後12年というのが、これまでの12年間をはるかに目まぐるしく変化していくものと考えております。環境に関する考え方もそうなのですけれども、技術革新による産業の変化、また働き方も今後また変わっていくと思いますので、総合計画もそれに合わせまして柔軟に見直ししながら対応していただけますよう要望いたしまして、終了いたします。 ○座長(敷根文裕) ほかに質疑はございますか。  鍋田委員。 ◆委員(鍋田達子) 鍋田でございます。よろしくお願いいたします。今回総合計画の骨組みということで私も初めてですので、質問の仕方がもし下手ならご容赦くださいませ。  最初に、第5次佐倉市総合計画書案85ページ、86ページ、3―2の農業振興の中で、86ページの施策の内容、競争力のある農林水産業を推進しますとあるのですが、市の水産業にはどのようなものがあるのか。それから、その就労人口とか受け皿対策ということがありましたらお伺いしたい。あと市には林業ということについてどのぐらいあるのか。それから、林業については人の関心が少なくなっていくと、手を入れにくくなると思われまして、今回の台風被害の倒木のようなことも多くなると思われるのです。特に今回の倒木を拡大したのが杉の病、これが原因という指摘もありまして、林業の衰退ということで放置された杉の病気の拡大というのが背景にあるとも言われていますので、もしかしてこれ危機管理にも関係するのかもしれないのですけれども、市の林業がないか少ないか、倒木等の関係、森林と防災に対する考え方というのをざっくりでいいのですが、教えていただければと思います。 ○座長(敷根文裕) 農政課長。 ◎農政課長(岩井一徳) 農政課長の岩井でございます。まず、最初のご質問でございますが、水産業に関しましては佐倉市内で水産業を行っている方はいらっしゃいません。ただ、印旛沼という資源がございますので、今後そういう取り組みをされる方につきましては、もちろん支援をしていかなければいけないというふうに考えておりますので、こういった表現にさせていただいております。  また、林業関係について、森林環境譲与税基金ということで、今年度から基金の積立を開始しておりますけれども、その中で森林整備計画というのを今後策定していかなければいけないということもございますので、先ほどおっしゃいました台風被害による倒木の対策、そういったところもこの整備計画の中でうたっていければというふうに考えております。また、その整備計画策定につきましては、あらゆる方の意見を伺いながら策定していきたいというふうに考えておりますので、その中で反映できればというふうに考えております。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 鍋田委員。 ◆委員(鍋田達子) 今の森林のところ、ロングランになると思いますが、しっかりとよろしくお願いしたいところでございます。  計画書案85ページの成果指標多面的機能活動団体の現状の取り組みと、あと目標値への取り組みについて、お願いしたいと思います。合わせて同じく成果指標認定農業者件数について、この認定についてと、あとその現状と目標値への取り組みについてお伺いいたします。 ○座長(敷根文裕) 農政課長。 ◎農政課長(岩井一徳) 農政課長の岩井でございます。多面的機能活動団体につきましては、その地域がまとまって農村環境を維持保全していくというものでございまして、農業者のみならず、農業以外の方、例えばPTA、子供会とか消防団、そういった方たちも含めた中での活動を行うことに対しまして、国、県、市から交付金が交付されるという事業になっております。その中で、農村環境を保全していくということで農道のり面の草刈りであったり排水路の泥さらいであったり、そういった活動を行っていくというものになっております。現状値累計29団体なのですけれども、実際にはたしか平成19年から事業をスタートしておりまして、今までで1期5年間の事業ということになっておりまして、過去に取り組んだ地域もございますけれども、その中で代表の方がもう高齢化したり役員をやる方がいないということで、事業が繰り上げになったという地域も正直ございます。そういった中で、今活動している団体には引き続き継続してやっていただきたいというところもございます。また、さらに取り組みたいというお話はあるのですけれども、何度か説明会を開催しましたが、まだ取り組みに至っていないというのは、役員が決まらなかったりといったところもありますので、今後そういったところも推進をしながら進めていきたいというふうに考えております。  続きまして、認定農業者の件数でございますけれども、現状値124件に対して目標値140件ということで、認定農業者制度につきましては年間所得570万円以上、年間労働時間1,800時間以下ということで、少ない労働時間で収益を上げるというような目標を立てて、それに対して認定される制度となっておりますけれども、これも5年間で見直しを行うということになっておりますので、実際今まで認定を受けた農家が再び認定を受けることも正直ございますけれども、中には高齢でやめる方もいらっしゃいます。そういった中で、佐倉市で新規就農者四十数名いらっしゃいますけれども、その中で認定農業者となっているのが数名でございまして、残りの方たちに新規就農してからおおむね5年間をめどに認定農業者になっていただきたいということも含めまして、こういった目標値を設定させていただいております。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 鍋田委員。 ◆委員(鍋田達子) 就農者の労働環境は今おっしゃいました。あと農地の整備等を考慮しながら、生産性の向上とか生産効率を高めていけるように、さまざまな政策がマッチングするように、情報収集とか情報分析、そして情報発信というものをうまく活用していただいて、佐倉の農産物はいい、食べたい、買いたいと多くの方に言っていただけるように、そういう12年後になるように、オール佐倉でよろしくお願いしたいと思います。期待しております。  次に、基本施策3―3、87ページですが、観光振興についてです。平成28年の4月に城下町佐倉の町並みが日本遺産に認定されましたけれども、観光振興に生かしていくために、この文化財を有効的に活用して、まちおこしにつなげていくことが非常に大事なことだと思います。87ページに書かれている課題というのは、本当に全くそのとおりだと思います。これを88ページに書かれている関連する個別計画、佐倉市産業振興ビジョンや佐倉市観光グランドデザインにどのくらい実現力のあるものとして、どのように中身に明記をしてスタートさせていくのかということをお伺いしたいと思います。 ○座長(敷根文裕) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木研悟) こちらの城下町地区の振興につきましては、計画書案88ページの施策に書かせていただいておりますが、国内外から人が訪れるように、ちょうど新図書館の建設がございますので、それにあわせて都市部と連携した景観整備や今教育委員会で修繕をしていただいております古民家の活用、これを積極的に行っていきたいというふうに考えているところでございます。ちょうど今年度観光グランドデザインの策定を進めておりますが、その中でも具体的に城下町地区歴史エリアの核としては、この古民家活用が有効なのであろうというふうに考えております。そのためには、民間活力も活用しながら、この古民家を今までの保存、展示だけではなく、何とか集客施設、お金の落とせる消費施設として活用していくということを考えていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 鍋田委員。 ◆委員(鍋田達子) 同感でございます。まちおこしのために有効に活用していくというふうに今おっしゃっていただいたように、守るだけの文化財ではなくて、稼げる文化遺産、文化財にしていくという思いで、このような大きな切りかえの時期に思い切った方向を指し示していくことが大事なのではないかなと思います。恵まれた自然と観光資源、それからアクセス等の立地条件がしっかりとあるわけですから、そこをいろいろな発想で、斬新な発想でしっかりといま一度検討していただきたいと思います。とても重要なことだと思いますので、要望としてお伝えしておきたいと思います。  続きまして、79ページの基本施策2―9の環境保全でございますが、成果指標に市役所の温室効果ガスの排出量の検証とあるのですが、この検証の仕方についてお伺いしたいと思います。 ○座長(敷根文裕) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(菅沼健司) 生活環境課長、菅沼です。成果指標につきましては佐倉市地球温暖化防止実行計画事務事業編というのがございまして、それに従いまして毎年度各所属や施設で使っております電気や燃料の使用量を報告させておりまして、その量に温室効果ガスの排出係数というものを乗じまして、CO2の総排出量を算定し、検証を行っているものでございます。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 鍋田委員。 ◆委員(鍋田達子) この市役所の温室効果ガス成果指標、これはCO2の排出量となっているのですが、どうしてCO2だけなのでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(菅沼健司) お答えいたします。  温室効果ガスについては実は6種類ございます。具体的に申し上げますと、CO2、二酸化炭素です。あとメタン、一酸化二窒素、ハイドロフルオロカーボン、あとパーフルオロカーボン、六フッ化硫黄の6つとなっています。佐倉市における総排出量の実態について、実は9割以上がこのCO2ということになっています。ですので、平成28年度の排出量に置きかえてみますと99.6%がCO2ですので、ほかのガスの目標値からは除外させていただいて、その他のガスについては活動量についてモニタリングをしているという状況なので、こちらについてはCO2のみとしています。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 鍋田委員。 ◆委員(鍋田達子) わかりました。ほぼほぼCO2ということになるのかと思いました。了解です。  それでは、市役所の温室効果ガスの削減に向けた具体的な取り組みというのは、どのようなものが挙げられるでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(菅沼健司) お答えいたします。  こちらも先ほどの佐倉市地球温暖化防止実行計画事務事業編において、重点的な取り組みを定めております。佐倉市も改築とか施設の修繕とか行っていく中で、例えば照明設備や空調設備、給湯設備などの高効率化、効率をよくするものです。あとはエネルギーマネジメントシステムなどの導入、あと公用車、市役所の車なのですけれども、その車も次世代自動車などの導入なども盛り込んでおります。あと施設の新設に伴っては、太陽光発電設備などの再生可能エネルギーなどの導入を図るような形で盛り込んでおります。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 鍋田委員。 ◆委員(鍋田達子) そうしましたら、市役所の温室効果ガスの削減に向けた点検とか管理というものに対してはどのように取り組んでおられますか。 ○座長(敷根文裕) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(菅沼健司) お答えいたします。  こちらも先ほどの温暖化防止実行計画の中において、市長を本部長といたします推進本部や各所属にエコ推進員という係員を置いております。重点的な取り組みに対してはロードマップを定めまして、推進、進捗管理をするとともに、エネルギー消費の多くなる7月だとか11月など、季節の変わり目において私どもの課で内部監査というものを実施していまして、あわせて年度末にはエコ点検表というものを全所属に提出させて管理をしている状況でございます。
     以上です。 ○座長(敷根文裕) 鍋田委員。 ◆委員(鍋田達子) 年2回されているということでよろしいでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(菅沼健司) 年2回実施しておりますのは、内部監査といって各所属や出先機関を職員が訪問させていただきまして、例えばエアコンの温度設定が季節に応じた適正な温度になっているのか、ごみの分別はきちっとされているのかとか、あとは細かいことですけれども、お湯の沸くポットの温度設定などまで細かく確認をさせていただいております。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 鍋田委員。 ◆委員(鍋田達子) 結構細かにやっていらっしゃるので、ある意味びっくりしました。ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  それでは、最後に地球温暖化対策の実行計画と環境基本計画というものの関係性について教えていただけますでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(菅沼健司) お答えいたします。  地球温暖化防止対策実行計画というのは、実は2つございます。まず、地球温暖化防止対策実行計画事務事業編というのは、今まで市役所のということで申し上げておりましたが、こちらは佐倉市役所を1つの事業所として、事業に対して温室効果ガスの排出削減に取り組むための計画です。  もう一つは、区域施策編というものがございます。こちらについては、佐倉市内の全ての人為的な活動に伴う温室効果ガスの排出量を削減するための総合的な取り組みを計画的に実施していこうという計画でございます。実は先ほどのお話にありました佐倉市環境基本計画、現在第二次の計画を策定しておりまして、その第二次の計画とあわせて区域施策編と称される市の計画について、計画期間が満了することから、環境基本計画の中に包含する形で一緒に策定していく形となります。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 鍋田委員。 ◆委員(鍋田達子) ありがとうございます。環境保全ということについては、本当に広範囲な課題で長期にわたる取り組みになると思います。計画書案79ページの上のほうにもありますが、SDGsの17の目標のうち11項目が関連するというふうに捉えられております。今おっしゃられたこれらの佐倉市の一つ一つの取り組みが少しでもSDGsの目標達成に寄与することを希望して、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○座長(敷根文裕) ほかに質疑はございますか。  川口委員。 ◆委員(川口絵未) 川口です。よろしくお願いします。まず、第5次佐倉市総合計画書案80ページ、環境保全で、先ほどの密本委員からもありましたが、断るというリフューズが入っている4Rというのを私もこの一般廃棄物処理基本計画で見まして、これも本当の大事なことだなと思いましたので、ここに入れられないとしても取り組みを積極的に市民に周知して、進めていっていただきたいと思います。その中で、国でもレジ袋有料化など、国際的にもプラスチック削減の流れがある中で、佐倉市のごみ袋は非常に種類がたくさんあるプラスチック製となっていますが、こちらをコンテナや麻袋などに変えるおつもりはないか、お伺いします。 ○座長(敷根文裕) 廃棄物対策課長。 ◎廃棄物対策課長(田中眞次) 廃棄物対策課長、田中でございます。分別につきましては佐倉市が特に多いということではないと、比較的佐倉市は平均的な分別の量だと感じております。それと、今の収集体制におきましては、ごみ袋を使って収集しておりますが、やはり丈夫ですし、濡れても切れないということで、最適な収集体制と感じております。ただ、今作成中の廃棄物処理基本計画の中では、そういったことも検討していかなければいけないなということで、項目としては1つ挙げてございます。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 川口委員。 ◆委員(川口絵未) 私が住んでいた秋田市では、子供のころからコンテナで瓶とか缶とかを回収していたので、高齢者も少量でも捨てやすいようにもなっていますので、ぜひこちらの検討をお願いいたします。  また、先ほど地球温暖化対策ということで鍋田委員の質問に対して、すごく市が細かくチェックをしていらっしゃるということがわかったのですけれども、今回の台風の被害のときも、睦沢町の道の駅に自家発電機能があったということで、皆さん携帯を充電しに来たりとか、すごく災害のときでも役立ったということがありました。また、酒々井のリサイクルセンターは、ごみを燃やすときの熱で、そちらも停電せず通常どおりできたということを伺っていますので、ぜひ自然エネルギーや太陽光などを使った施設の改築だったり新築を進めていっていただきたいと思いますが、今後具体的にこういう計画などありますでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(菅沼健司) 具体的な計画につきましては、資産管理経営室などと施設などの増改築の計画の中で、私どもから提案をさせていただくということでよろしいでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 川口委員。 ◆委員(川口絵未) ありがとうございます。ぜひお願いいたします。  また、同じく環境保全のところで印旛沼についてですけれども、先ほども質問がありましたが、施策のところで水質改善に取り組むということですが、具体的な内容は定まっているのか、お伺いします。 ○座長(敷根文裕) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(菅沼健司) 水質改善に取り組むということで、私どもでは先ほども鍋田委員の質問の中でお答えいたしましたが、やはり市民の方々の生活排水の出し方なども含めて、地道な啓発に取り組んでいるところではございますが、根本的な解決策というものがない状況です。住民から排出される原因物質などが減っていく状況にあり、工業系も減っていく状況にあって、あとまちの汚れが沼に流れ込むのは、こちらに関しては横並びという形になっておりますが、どうしても沼自体の中にあるヘドロが原因となって、強い日射とともにアオコなどが発生したりするということが繰り返されることを防ぐためにも、浸水性を高めたりとか、あとは流動化を図ったりとか、できればしゅんせつなども実施したりということを県、国などに要望していくということで、具体的な策と言えるかわかりませんが、要望しているところでございます。 ○座長(敷根文裕) 川口委員。 ◆委員(川口絵未) ぜひ今後とも、難しい問題かと思いますが、継続して取り組みをお願いします。また、ちょっと違う観点から言うと、洗濯など、あとまた台所洗剤など合成洗剤を使うことによってそれが海に流れていって、また雨となって帰ってきたりすると思うのですけれども、化学物質を非常に含んでいますし、私も洗剤を使ってたころは、冬になるとすごく手があかぎれみたいになって大変だったのですけれども、無添加の石けんにしてからはそういうこともなくなりましたし、香料なども入っていませんので、体にいいと思うのですが、手賀沼の周りの柏市か松戸市かちょっと忘れてしまったのですけれども、その辺の市町村で無添加石けんを使おうということで市が率先して取り組んでいるような動きがありましたが、佐倉市もそのように石けんの利用を進めてはいかがでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(菅沼健司) 市販されている石けんの中には、いろいろなものが入った合成洗剤、要はまざりにくいものをまぜようとすることで界面活性剤を合成したものを使っているということは承知しているところではございます。佐倉市としても合併処理浄化槽なども含めた中で物質的には違うのですが、リンとか窒素などができる高度処理型のものなども補助しながら進めているところでございますので、石けんのみに関して既製品として販売されているものを購入する、しないというような啓発というのはちょっと難しいとは思っております。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 川口委員。 ◆委員(川口絵未) 自然に対してはすごく優しいものですので、私も映像を見たことありますが、合成洗剤の入った水にいる魚はすぐ暴れて死んでしまうのですけれども、石けんだとそんなこともないので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。  次は計画書案83ページの商工業振興のところについてです。現状と課題のところに、市内事業者は新卒の学生等が採用できず、人材不足が深刻化、新卒等の若年層の採用が困難であるということで、新卒など若年層採用への施策は明記されていないように思うのですが、具体的にありますでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木研悟) 産業振興課長、鈴木でございます。今中小企業において人手不足ということが最大の課題になっております。そのためにこのような課題を挙げさせていただいておりますが、それにつきましては計画書案84ページの多様な人材の就業を支援しますという中で、企業の人手不足解消を図るため、女性、高齢者、障害者等も含めてですけれども、人材の確保というマッチングについて行っていきたいというふうに考えております。特に新卒の関係に関しましては、ハローワーク等とも連携を図ってはおるのですけれども、あと県と連携を図っているのですけれども、企業と就業希望者のマッチングということを積極的に行っていきたいというふうに思っております。  そのために、また各企業等へのそういった周知等を進めるとともに、我々としては各高校ですとか、そういったところの進路指導の先生方にお話をいろいろさせていただいて、特に年1度行っております産業まつりのときには、各高校へご案内、直接高校を訪問してお話をさせていただいて、市内にこういった企業があるので、当日ぜひお越しくださいというようなことでお勧めもしているところなのですけれども、そういった取り組みを重ねていきまして、企業の人手不足と、あと就職希望者のマッチングというのを進めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 川口委員。 ◆委員(川口絵未) ちょっとどこだか忘れてしまったのですけれども、ほかの市で、高校の中で出張産業まつりみたいなことやまたは職業体験などをやられている市もあったりして、なかなか休日に高校生が、では産業まつりに出かけようというのはかなり意識の高い子ではないと難しいのかなと思いますので、そのようなこちらから出かけていくようなことも考えていただきたいなと思います。  また、83ページの女性、高齢者、外国人、また障害者というところの多様な人材の就業ですが、特にパートタイマーとか非正規雇用ではなくて、安心して働けるような働き方であってほしいと思いますが、愛知県の刈谷市ではハーモニーカンパニーといって、女性の活躍推進に積極的に取り組む事業者を認定するような制度があります。これは女性に関してなのですが、チェックリストがいろいろありまして、継続して就労できたりとか積極的な雇用をするということと男女とも働きやすい職場の実現のためのいろいろ取り組んでいる企業を認定しているようなものなのですけれども、佐倉市もぜひある一定の基準を満たすとそのような認定がもらえて、この会社は積極的にやっているのだなとわかるような施策を出してほしいなと思うのですけれども、そういった具体的なものはありますでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木研悟) 我々といたしましても、市民の地元雇用を何とかふやしていきたいというのはもちろん願っているところでございまして、それが常時雇用であれば、なおさらいいことでございますので、そのあたりは企業等ともそういった要望等を伺いながら、いろいろ施策を考えていきたいというふうに思っております。佐倉市には、ハローワークと連携した地域職業相談室が市内にございますので、そういったところも十分活用しながら、そういった就職希望者の意向がうまくかなえられるように、その間を行政が取り持っていければなというふうに考えております。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 川口委員。 ◆委員(川口絵未) ありがとうございます。ぜひ消費、投資、取引などによって資本が市内で循環する仕組みづくりや、また、補助をするなど市が積極的にしていただきたいと思います。  あとは、若年層ということで、ちょっと含まれるかどうかというところなのですけれども、今ロストジェネレーション世代と言われているバブル崩壊後の就職氷河期世代、33歳から48歳ぐらい、私もそのぐらいに入るのですけれども、そのころ超氷河期だったことで、なかなか就職したくても希望のところに就職できなかった人たちもいると思うのですけれども、そういう方に対して例えば住宅支援とか各種若者支援事業への適用年齢を拡大するような施策はありますでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 産業振興課副主幹、榎さん。 ◎産業振興課副主幹(榎啓幸) 産業振興課、榎でございます。中高年施策といたしまして、40歳以上の方を中心としたセミナー等を開催しておりまして、今おっしゃったロスジェネ世代というところに当たる、限定された支援としてはそちらのほうの支援を現在は行っているところでございます。需要も多いことから、県ジョブサポートセンターと共催して行っておりますが、こういったところとも連携しながら、今後も進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 川口委員。 ◆委員(川口絵未) ぜひよろしくお願いいたします。  また、先ほど86ページの森林環境譲与税のところで、鍋田委員からも質問がありましたが、この前私も本会議の一般質問で森林環境譲与税について森林整備に使ってほしいということで質問させていただきましたが、これまで森林整備の予算がゼロの中で、私有林が佐倉市内は多いということですが、一生懸命整備をされていたと思うのですけれども、そちらの基金を使って台風への被害に対して整備するような取り組みをしていただきたいと思います。また、長期的には山武杉の溝腐病の話もありましたが、非常に放置人工林のようなところが特に被害が大きかったというお話も聞いていますので、人工林ですと密に生えていて根が短くて、すごく土砂崩れなども起きやすいので、長期的にまた天然林化に取り組むような施策をしていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 農政課長。 ◎農政課長(岩井一徳) 農政課長、岩井でございます。今後策定します森林整備計画の中で、様々な意見を伺いながら検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 川口委員。 ◆委員(川口絵未) ぜひよろしくお願いいたします。  また、その下のところ、美しく活力のある農村社会ということで主な事業、佐倉草ぶえの丘の管理運営がありますが、もともとは学童農園ということでしたが、条例改正で現在のような観光施設的な位置づけとなっています。それによって、市外の利用者がふえたと思いますが、市内の利用者が減少か横ばいということで、近いのですが、私も一時期までは行ったことがなくて、行ってみたらすごくいいところだなと思って、その後何度も行っているのですが、市民が利用することで愛着が湧いて、また次のページの市民・地域への期待のところのSNS、口コミでの広がりということに多分つながるのだと思います。市外の方が宿泊で訪れることも多いと思いますが、佐倉市内だと日帰りでさまざまな体験ができますので、いま一度市民の利用の増加に関した施策を考える時期だと思いますが、そういったものはありますでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 農政課長。 ◎農政課長(岩井一徳) 草ぶえの丘につきましては、さまざまなイベントを実施しておりますが、直営になってからいろいろな経験を重ねた中で、例えばくさのねフェスとか、そういった大きなイベントも開催されておりますので、今後もそういったところも検討しながら進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 川口委員。 ◆委員(川口絵未) ぜひ市内の子供たちも気軽に行けるところですので、学校の授業はちょっと難しいかもしれないのですけれども、気軽に行けるような取り組みをこれからもお願いいたします。  また、86ページの施策のところですが、競争力のある農林水産業を推進ということで、新規就農者の支援に佐倉市はすごく力を入れていらっしゃると思いますが、いすみ市では市内で生産された有機米を使って給食を提供しているということで、シティプロモーションとしても成功していると思います。実際にいすみ市に行きましたが、非常に小さい面積で米をつくっているのですが、人口が少ないこともありまして、子供に100%有機米を市内産のものを食べさせられているという状況です。それで、農業、産業、子育て世代の流入というようなメリットが今生まれています。また、今治市では食と農のまちづくり条例ということで、有機米を食べた子供が産地などを気にするようになったですとか、添加物を見るようになったとか、かなり食育としても効果が上がっています。佐倉市でも給食に有機野菜や米などを使うように、それがまたさまざまなことにつながってきますので、その取り組みをぜひしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 農政課長。 ◎農政課長(岩井一徳) いすみ市の取り組みにつきましては、生産者である農家のほうからそういった声が上がって、取り組んでいるというふうに伺っておりますので、佐倉市においても農家からそういった声が上がりましたら、もちろんそれを否定するものではございませんので、さまざまな農家の意見を伺ってまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 川口委員。 ◆委員(川口絵未) コンニャクを農家さんから使ってもらえないかということで対応をしていただいて、今コンニャク、とても質のいいものを子供たちが食べているということもお伺いしています。このいすみ市の場合は市長のトップダウンみたいなところもあったのですけれども、それで農政関係の職員の方がすごく積極的に動いたところもありますので、農家から声が上がるのを待つのではなく、ぜひ市からこういうことをやってみませんかということで、取り組んでいただきたいと思います。  次に、87ページです。観光振興のところです。新図書館の整備にあわせて、景観整備や古民家活用ということで、こちらについて私はずっと言っていて、またかという感じなのですけれども、佐倉図書館の建てかえに関して公営住宅跡地のところ、市民体育館の横のところに建てると、そこからすぐ下るひよどり坂もありますし、私も実際行ったときに外国人の方とすれ違ったりとかして、やはり外国人の方が日本らしさを感じられる場所だと思います。また、城址公園や歴博、麻賀多神社から新町へのつながりという大きなルートが生きると思いますので、ぜひそちらのほうに図書館をということを要望として言っておきます。  また、これは観光振興に絡めてなのですが、総務分科会で岡村委員からも指摘がありましたけれども、89ページ、文化財を産業振興に活用していくということで、こちらもぜひこの委員会で扱えるようにしていただきたいと思うのですけれども、産業振興部と文化課が連携をして、いろいろな施策を打ち出していただきたいと思います。夏休みの順天堂記念館や武家屋敷などを回る子供向けのスタンプラリーがあったのですけれども、それに子供と回りまして、子供も初めてそういう文化財に触れるようなとてもいい機会となりました。小学校で入場券やチラシを配布すると、家族で行く人がふえて効果があると思います。そうやって家族で回っている方も、市内の方だったのですけれども、話をすると、そういう方もふえますので、写真でこういうところがあるなと思っても行かないのと、きっかけとして行くのは全然違うので、ぜひまたそういうような施策をやっていただきたいと思います。ほかに計画しているようなものはありますでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木研悟) こちらにもございますとおり、今まで文化財というのは保存、展示というのがメーンでしたけれども、我々が手始めにやろうとしている古民家活用とあわせて、ことしの夏文化課と一緒に行いました、もののけすたんぷらりー、これも教育委員会では今まで文化財は保存、展示というのがメーンでしたけれども、有効活用という見地から昨年あたりからいろいろ教育委員会と連携して観光イベントというものをやらせていただいているところでございます。今後もそういった市の文化財を有効活用するとともに、市内に歴博がございますので、歴博の協力なども仰ぎながら、集客、人を呼べる、そしてそこでお金を落としてもらえる、文化財を活用したイベント等を実施していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 産業振興部長。 ◎産業振興部長二川健一郎) 私から補足をさせていただきます。具体的なことですけれども、この秋から堀田邸を使って「禅の心」という体験型ツアーを造成しまして、これを始める予定でございます。主なターゲットとしてインバウンドに着目していますけれども、それ以外でも日本の和の文化を体験していただくという一環で、そういった企画を始める予定でございます。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 川口委員。 ◆委員(川口絵未) ぜひ先ほどのスタンプラリーと、これからの体験型ツアー「禅の心」も市外の方もすごく興味があるものだと思いますので、ぜひ広めて佐倉市のことを知っていただいて、ひいては定住していただくようなきっかけとなるよう取り組んでいただきたいと思います。  私からは以上です。 ○座長(敷根文裕) ほかに質疑はございますか。  玉城委員。 ◆委員(玉城清剛) おはようございます。玉城です、よろしくお願いいたします。私からは、皆さんおそろいなので、ご提案をさせていただきまして、それから数件の質疑をしたいと思います。  まず、この第5次佐倉市総合計画書案、これは本当に私はすばらしいできばえだと思います。おおむね私としてはよろしいのではないかなと思っております。まず、これは数日前にある会派の議員から、この計画を改正するにはPDCA…… ○座長(敷根文裕) 済みません、分科会ですので、全体のことに関しては一応初日とか全協でやっていただくことになっていますので、この基本施策の内容にかかわるものでお願いします。 ◆委員(玉城清剛) 大体内容にかかわるところでありますけれども。 ○座長(敷根文裕) そうしたら、ページ数などを教えていただければ答えやすいので。 ◆委員(玉城清剛) わかりました。よくできているということでございます。冒頭にまず12年後の目指す姿、それから第1クオーターとして4年間に取り組む姿勢、成果の指標と、あと現状と課題等々、非常にこれはわかりやすくできていると思います。この計画をきっちりと最後までやり遂げれば、これは非常にいい計画になると私は思っております。もう少し話したいこともあるのですが、質疑だということなので質疑のほうを重点に話をします。  まず1つです。計画書案18ページを開いてください。産業ということがあります。 ○座長(敷根文裕) 済みません、今回お話いただくのは皆様にお配りしている商工業振興とか3―1、3―2、3―3とか、こう決まっておりますので、全体に関してはまた別のところで。 ◆委員(玉城清剛) だから、農業の話だけこちらから抜粋しようと思っているのです。ちょっと聞いていただければ。 ○座長(敷根文裕) では、答えにくいので、ページをできれば、農業関係のところ…… ◆委員(玉城清剛) そうですね、農業だけに関した話をします。基本的には農業の関係で専業農家数と第1種兼業農家数とあります。それから、第2種兼業農家数、それを見ますと第1種と専業農家というのはほとんど農業で飯を食っているとそういうところがほとんど横ばいで減っていませんというデータがあります。ただ、第2種兼業農家というのは、これはかなり減っています。555件減っていると、第2種兼業農家というのは基本的にはほかの仕事をしながら、そちらで飯を食っていながら農業をしているというふうな内容になっています。耕作放棄地も含めて、今後農業を活性化していく、どういう格好で農業を進めていくかということをお聞きしたいのですが、もし答えられなければ結構でございますが。
    ○座長(敷根文裕) 農政課長。 ◎農政課長(岩井一徳) 農政課長の岩井でございます。こちらの表の例えば専業農家が199となっておりますが、佐倉市内で新規就農者、ただいま四十数名いらっしゃいますので、そうすると、その割合的にはかなり大きなものとなっているように考えております。そういったことから、もともとの農家ももちろん支援しますけれども、引き続き新規就農者の支援を進めながら、農業振興を図っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 玉城委員。 ◆委員(玉城清剛) 要するに使われていない農地、これについてなのですが、基本的に、第2種兼業農家の方はかなりノウハウを持っていると思うのです。ただ、跡継ぎがいないとか、あるいは高齢化しているからなかなかやれないということはあると思います。ということは、ある意味では外国人労働者とか、そういう人たちをうまくワーカーとして使って、その耕作放棄地をそういうノウハウのある人たちがうまく指導したりということで、もっと農業を広めていく方法、方策は考えていないのか、お聞きしたと思います。 ○座長(敷根文裕) 農政課長。 ◎農政課長(岩井一徳) 第2種兼業農家の一部の方ですけれども、例えば今勤めているけれども、定年を期に農業を専業として始めたいとか、そういった方も中にはいらっしゃいますので、専業農家となればもちろん先ほど鍋田委員の答弁にもありましたけれども、認定農業者とか、そういったところも含めて農業支援を進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 玉城委員。 ◆委員(玉城清剛) 本当にこの耕作放棄地というのは非常にもったいない。ちょっと耕せばすぐ田んぼになり畑になるわけです。石ころだらけのところを開墾するというのは大変なことなので、基本的にはそこのところはこれから全庁的に頑張ってもらわなければいけないと思っていますので、ぜひそのところをご検討ください。よろしくお願いいたします。  次に、計画書案85ページで有害鳥獣による農作物等の被害がふえていると、これの対策についてなのですが、私が口にしているのはイノシシ対策、それはどういうふうに考えておりますか。 ○座長(敷根文裕) 農政課長。 ◎農政課長(岩井一徳) イノシシによる農作物被害対策につきましては、本年6月補正をさせていただきました。例えば電気柵を張るとか、イノシシ捕獲のための免許取得に対する支援、そういったものを今後ふやしながら、対策を進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 玉城委員。 ◆委員(玉城清剛) 例えばイノシシを捕獲して、後にこのイノシシを利用して何かまちおこし、あるいは製品化する方法もよその県ではいろいろやっていると思います。例えば牡丹鍋とかいろいろな方法がありますから、いろいろと連携しながら、ひとつ考えてもらいたいと思います。これは希望です。  あとは計画書案83ページです。今の状況ですと、千葉県は台風15号の関係でかなり不評な状況です、テレビ等を見ても、県知事の対応とかいろいろ含めて。これから県外へ、うちにおいでと、千葉県はいいところだと言ったとしても、なかなか企業が入ってくるかというのは非常に問題があります。4年間取り組む姿勢でございますが、外部から市内への人的、物的投資を呼び込みますという何か具体策があれば教えてください。 ○座長(敷根文裕) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木研悟) こちらにつきましては、現在も進めておりますけれども、企業誘致助成金や地元雇用奨励金等の活用を促しまして、外部から企業を呼んでいきたいというふうに考えております。また、あわせて市内の企業が外に流出しないように、その防止策というのも図っていきたいと考えております。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 玉城委員。 ◆委員(玉城清剛) もちろん流出は困りますけれども、外部から企業をこちらに誘致する、またはこちらで起業したいという方、具体的に来ていますか。 ○座長(敷根文裕) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木研悟) 先日決算審査特別委員会でもご報告させていただきましたけれども、企業誘致助成の対象となった進出企業というのは年々ふえている状況でございます。今後も定期的に増加はしているのですけれども、ただ課題に挙げさせていただいてあるとおり、工業団地とかの産業用地というのはもうほぼいっぱいな状態になっておりますので、今後もっと企業には来ていただきたいのですけれども、来ていただく場所というのが不足しているという状況がございますので、その辺の課題をクリアしていきながら、安定的な企業誘致というのを行っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 玉城委員。 ◆委員(玉城清剛) ありがとうございました。  基本的には今人材不足です。しばらくは続くのではないかなと思いますが、先ほどもお話ありましたが、こちらに書いているように、女性の方もある程度パートに行っているのです、私の近隣でも。あとは高齢者、私もまだまだ動けますし、今後、大方の会社では70歳まで勤めるようになると思います、我々の計画の12年間の間には。70歳以上の高齢者の方々について、例えば就職につく方法を考えておりますか。 ○座長(敷根文裕) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木研悟) 先ほどの話とちょっと重複してしまうのですけれども、県のジョブカフェですとかジョブサポートセンターなどと連携して、いろいろな各種セミナーを年間何回かやっているのですけれども、その中に高齢者をメーンテーマとしたものなども行っております。また、ハローワークとの連携によりまして、そういった高齢者の就職支援ということもやらせていただいております。また、あわせてリタイアされた方がご自分で仕事を新たに起業というか、始めたいという方のためにも、コラボサクラの活用を促進してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 玉城委員。 ◆委員(玉城清剛) ありがとうございました。ぜひ進めてください。  あと、この前産業振興部に言ったのですけれども、外国人労働者をこれから1つの働き手として活用する方法。私にも、何かないかということで話があったのですけれども、まだ仕事が見つからないようでございますが、要するに外国人労働者を使う方策はございますか。 ○座長(敷根文裕) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木研悟) 今、人手不足が深刻な課題になっておりますので、外国人労働者というのも貴重な人材であるというふうに国でも考えておりますし、地元企業でもそういうふうに考えていらっしゃるところがございます。今、産業振興ビジョンの策定に向けて、そういった事業者などとヒアリングをさせていただく機会がございますと、募集しても若手が集まらないですとか、そういったことから外国人労働者に頼らざるを得なくなってきているというお声もいただいております。市といたしましても、やはりそれも含めまして女性、高齢者、障害者、外国人労働者、幅広くそういった就職、マッチングを行っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 玉城委員。 ◆委員(玉城清剛) それは具体的に、4カ年計画の取り組みの中で最初のほうにやるのですか、それとも二、三年後にやるのですか、その今の考え方というのは。 ○座長(敷根文裕) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木研悟) 就業促進という事業につきましては、もう1年目から着々と進めていきたいというふうに考えております。その年々にいろいろなテーマを設けていって活動していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 玉城委員。 ◆委員(玉城清剛) ありがとうございました。  あとは環境保全についてお聞きします。79ページです。これも非常によくできていると思います、4年間の取り組みについて、公害や不法投棄等の監視や早期解決に努めるとあります。これはおっしゃるとおり非常に多いのです。私も朝ごみ拾いをしていますと、いろいろな不法投棄があります。ちょっと草が生えていると、そこにどんどん捨てに来るわけです。本当にこれ困るのです。この監視体制というのは今現在どういう格好でやっているのか。何かお答えがありましたら、ひとつよろしくお願いいたします。 ○座長(敷根文裕) 廃棄物対策課長。 ◎廃棄物対策課長(田中眞次) 廃棄物対策課長の田中です。今、不法投棄の監視につきましては、各地域の住民の方、16名の方にお願いして、目の届かないところを重点的に週1回回ってもらっております。それと、もう一つは警察のOBの方を雇用しまして、3名おりますけれども、毎日不法投棄がないかとか、巡回をしていただいているところでございます。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 玉城委員。 ◆委員(玉城清剛) ありがとうございました。  あとちょっとわからないので教えてもらいたいのですが、成果指標について、79ページです。そこの温室効果ガスの件ですけれども、現状値から目標値、2023年までに約2,000トンぐらいマイナスになるわけです。これについて、説明してもらえますか。 ○座長(敷根文裕) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(菅沼健司) ご説明いたします。こちらの数値、現状値と2023年度の目標値につきましては、第二次佐倉市地球温暖化対策実行計画において中期目標2025年におきまして1万989トン、CO2のパーセントでありまして、短期目標の2020年度が1万2,459トンであったことから、2023年度の目標値を推計した形になっております。 ○座長(敷根文裕) 玉城委員。 ◆委員(玉城清剛) これは量的にわからないのですが、かなりの効果があるのですか、この削減目標というのは。 ○座長(敷根文裕) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(菅沼健司) こちらの削減の目標というのは、実態に即したものの中で、無理のない形で削減していく、先ほどのいろいろな高効率の製品を佐倉市の中で取り入れていく、市役所の設備や施設などの改善を図っていく中で、でき得る数値として目標を掲げたものでございます。ですので、先ほども鍋田委員のご質問でもお答えしましたが、毎年毎年使っている電気や燃料の使用量に応じて排出係数を掛けたもので算定しておりますので、要は電気をどれだけ節約したか、燃料をどれだけ節約したかがここに入ってくるものということなので、今後とも市の職員が一丸となって温暖化対策に取り組んでいきたいということで定めた計画でございます。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 玉城委員。 ◆委員(玉城清剛) 市はみずからで努力すれば大丈夫でしょうけれども、これは逆に市民あるいは事業者に対しての方策とか施策というのは何かありますか。 ○座長(敷根文裕) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(菅沼健司) 私が今申し上げたのは、事務事業編という市役所に対する地球温暖化防止対策の実行計画の内容でございまして、市民向け、あとは事業者向けに関しましては地球温暖化対策の区域施策編というもの、現在では計画期間の満了に伴って第二次環境基本計画の中に包含する形で策定しております。その中で、さまざまな施策などを周知していければと思っております。 ○座長(敷根文裕) 玉城委員。 ◆委員(玉城清剛) ありがとうございました。  あと鍋田委員と少し話が変わってくるのですが、市の指定のごみ袋、あれは軽くて非常に使いやすいです。ごみを拾うということからいきますと、丈夫で軽くて、それで色分けしています。色分けしているということは、私も含めてお年寄り、おじいちゃん、おばあちゃんたちが色分けで分別できるのです。ということで、鍋田委員には申しわけないのですけれども、非常に使いやすい。ただ、問題はあの袋の処理の方法をお聞きします。 ○座長(敷根文裕) 廃棄物対策課長。 ◎廃棄物対策課長(田中眞次) 今おっしゃっていたごみの袋については、恐らく町内会清掃向けの袋のことをおっしゃっているかと思うのですけれども、その処理については、それぞれ墨の清掃組合に持っていきまして、燃えるもの、燃えないものと分けて、燃えるものは焼却処分をしているところでございます。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 玉城委員。 ◆委員(玉城清剛) 焼却処分しているということは、例えば佐倉市のごみ袋がよその川で流れるとか、あるいはどこかに放棄されているとか、それはあり得ないということでよろしいでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 廃棄物対策課長。 ◎廃棄物対策課長(田中眞次) 確かにそういったことはございませんので、適切に処理させていただいております。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 玉城委員。 ◆委員(玉城清剛) ありがとうございました。  最後に、この計画は非常に私は重要と思います。これから産業が活性化しますので、産業が活性化しますとごみもふえます。ですから、ぜひ皆さんでお互いに協力し合ってまちづくりをしていただきたいと思います。  以上でございます。ありがとうございました。 ○座長(敷根文裕) それでは、ほかに質疑はございますか。  斎藤委員。 ◆委員(斎藤明美) 斎藤明美です。よろしくお願いします。それでは、私も続いてごみの問題について質問をさせていただきたいと思います。第5次佐倉市総合計画書案79ページなのですけれども、一番最後の行に不法投棄が行われやすくと書いてございますが、本当にそのとおりで、私も近所の方から、私が住んでいる近くには雑木林があるのですけれども、ご近所の方からペットボトル1本、缶1つ、何か多分投げ捨てられてしまっているのか、本当に1本、2本が捨てられていて、ではそれをどうしようかとかというご相談もあるのです。ごみの適正処理にもつながってくるかと思うのですけれども、たしか総務分科会で単身者世帯が増加しているというお話があったと思います。私はそういった観点から単身者世帯ということは1人で暮らしていらっしゃるわけですから、現在大きなビニール袋なのですけれども、今玉城委員と川口委員からもごみ袋のことについてお話がありましたけれども、私は単身者世帯がふえているという観点からも、4年後、そして12年後といった検討、研究をされてはいかがかなと思っていますが、いかがでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 廃棄物対策課長。 ◎廃棄物対策課長(田中眞次) 単身世帯でなかなかごみが大量に出ないので、ごみ袋の大きさの変更ということでの質問だと思いますけれども、やはりごみ袋の大きさについても今後研究していかなければいけないなということは我々も感じておりますので、今我々が作成しております佐倉市一般廃棄物処理基本計画の中ではそういったところも項目に挙げてございます。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 斎藤委員。 ◆委員(斎藤明美) わかりました。その単身者世帯がふえているという総務分科会でのお話もありましたように、そのように皆さんで研究、検討を進めていただけたらと思います。  それでは、続いて計画書案83ページなのですけれども、商工業振興の点から質問をさせていただきます。現状といたしまして、市内事業者は新卒の学生等が採用できずということになっているのですけれども、課題としては新卒等の若年層の採用が困難であることからとなっておりますが、4年間の取り組みの中で、市内及び近隣の高校と連携して、新卒者に対する市内企業の紹介に努めますと書いてあるのですけれども、具体的に今お考えになっている高校ですとかがございましたら、ご紹介いただけますか。 ○座長(敷根文裕) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木研悟) 先ほどもちょっと申したのですけれども、産業まつりの前などに市内全校を回らせていただいております。あわせて近隣の成田市ですとか、あと千葉市にあります工業系の高校を回りまして、特に佐倉市内、工業団地がございまして、そういった優秀な企業がたくさんありますので、そういったところのご紹介等も含めてさせていただいているところでございます。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 斎藤委員。 ◆委員(斎藤明美) わかりました。市内には何校も高校が、本当に佐倉市にはたくさんありまして、また市内のたくさんの子供たちが通っている事実があります。佐倉市で育った子供たちが、また佐倉市で仕事を続けていただけたらと考えておりますので、ぜひとも進めていただきたいと思います。  それでは、続いて計画書案85ページをお願いいたします。また農業に関してなのですけれども、これは本当に農業の育成及び確保ということが課題となってきているかと思うのですが、農業を営む住民の地域間交流の機会ということで、この資料の86ページの美しく活力のある農村社会にしますの中で、2行目になりますが、そのように書かれております。今、東京大学の皆さんが農村に来て勉強していただいて、また秋には発表していただいて、私も毎年見させていただいているのですけれども、とてもすばらしい発表と地域間の交流だと考えております。これをもう少し幅を広げてというのか、先ほどもありましたけれども、高校の生徒さんにも広げていけたらと思うのですが、千葉で農業を学んでいる農業大学校の学生さん等に、農業体験というよりは実習に来ていただいたり、そういった何か新しい取り組みなどはお考えになっていらっしゃいますか。 ○座長(敷根文裕) 農政課長。 ◎農政課長(岩井一徳) 農政課長の岩井でございます。千葉県の農業大学校につきましては、佐倉市で例えば新規就農希望者がいて、野菜を生産する、販売する知識が足りない場合に、例えば農業大学校を紹介して、そちらで半年、1年行って勉強していただくということで、非常に新規就農者の役に立っているところでございます。また、その農業大学校の学生の佐倉市への例えば体験実習、そういったことも過去には農業大学校に実は問い合わせをして、投げかけをしたことはあるのですけれども、佐倉市までは遠いというところと、向こうで圃場が間に合っているといったことで、なかなか実現に至っていないといった経緯もございます。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 斎藤委員。 ◆委員(斎藤明美) わかりました。ありがとうございます。農業大学校での勉強を勧めていただいたという方は、もし数がわかれば何人ぐらい学びに行かれたのでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 農政課長。 ◎農政課長(岩井一徳) 正確な数は把握しておりませんが、新規就農者は四十数名いますけれども、そのうち十数名は農業大学校で勉強されているかと思います。もちろん定年を期に農業を始めたいという方もいますので、そういった方たちも農業大学校で勉強していただいております。  以上でございます。
    ○座長(敷根文裕) 斎藤委員。 ◆委員(斎藤明美) ありがとうございました。そのようにこれからも新規就農をされたいという方に丁寧に進めていただけたらと思います。  それでは、続いて88ページに進ませていただきます。このページなのですけれども、この最後のほうになりますが、市民・地域への期待という中で、地域住民の方、そして観光客をおもてなしの心で受け入れる体制を整えることとあります。難しいと思いますが、佐倉市で考えているおもてなしの心、ひとつお考えを聞かせてください。 ○座長(敷根文裕) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木研悟) お答えいたします。  直近で申し上げますと、来年のオリンピックに向けて今後インバウンドの増加が予想されております。その際、今県でも何とか外国から来た方々についておもてなしをしていきましょうという動きがございます。市としましても各商店会に外国語の指差しマップの配布ですとかをやらせていただいております。また、これは県が主導になっておりますが、観光ボランティアの募集等も行っておりますので、直近で申し上げますと、外国人の方々、来年のオリンピックに向けて、地元と行政、官民が一体となっておもてなしの心を醸成していきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 斎藤委員。 ◆委員(斎藤明美) ありがとうございます。その中で、今外国人の方に対しての指差しマップなどというお話もありましたけれども、城下町佐倉、日本遺産に認定されまして、マップをお持ちになってお歩きになっているのだと思うのですけれども、武家屋敷に行って、その後住宅街を抜けてみたいという方が多くいらっしゃるようで、街中でうろうろ迷われていることがあるということです。その近所の方々から、もしよかったら私たち地域住民との連携として自分のうちの角に武家屋敷はこちらとか、駅はこちらとか、そういった看板までとはいかなくても、家のインターホンで呼ばれるなど、何回もそういうお尋ねがあるそうなのです。ですから、日本遺産に認定されて、城下町佐倉、そういったことも地域住民の方にご理解をいただいて、協力していただけるということですので、そういった細かいところまで対応していただけるとよろしいかと思います。  これは要望になってしまうと思いますので、以上で私の質問を終わりにさせていただきます。 ○座長(敷根文裕) ほかに質疑は。  川口委員。 ◆委員(川口絵未) 済みません、1つだけ、第5次佐倉市総合計画書案84ページでして、施策のところの2番目、企業誘致を進めるとともに創業及び事業承継を推進しますとのことで、工業団地や佐倉インターチェンジ周辺などにおける産業用地確保の検討となっていますが、具体的な候補地がありましたら、教えていただきたいと思います。 ○座長(敷根文裕) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木研悟) こちらにつきましては、現在で申し上げますと、民間による用地開発への支援を考えているところでございます。具体的に申し上げますと、高崎地区で最近都市計画決定がされた場所、そこは産業用地として十分候補地となる場所ですので、そういったところに企業が来ていただけるよう支援をしていきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 川口委員。 ◆委員(川口絵未) ありがとうございます。千葉からも佐倉からもアクセスがいいところだと思いますので、ぜひ企業来てもらえるよう、引き続きお願いいたします。  以上です。 ○座長(敷根文裕) ほかに質疑はございますか。  副座長。 ○副座長(徳永由美子) 徳永です。お願いします。環境部と産業振興部を1つずつお聞きしたいと思います。  まず第5次佐倉市総合計画書案80ページ、地球温暖化対策の推進のところで、気候変動によって生じる被害や災害に備える取り組みを推進するというふうにございますので、ここについて環境部の役割含め、その取り組み内容についてお伺いします。 ○座長(敷根文裕) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(菅沼健司) お答えいたします。  気候変動の影響につきましては、この計画で地球温暖化対策を推進することになりますけれども、現在策定中の第二次環境基本計画の中で気候変動対策の推進として、事業の詳細について検討していこうとしているところでございます。 ○座長(敷根文裕) 副座長。 ○副座長(徳永由美子) では、それを楽しみに待てばいいですか。わかりました。  続きまして、産業振興の計画書案84ページ。先ほど来出ております企業の人手不足解消を図るための女性、高齢者、障害者等の就労促進についてでございますが、こちら進めていただいて結構ですけれども、障害者雇用に関しては福祉部では障害者向けの訓練、そして総務部でも庁内雇用から一般就労といった道筋がありまして、今産業振興部では障害者雇用に関する助成金などは出しているかと思いますが、今後必要になってくるのは、企業側の受け入れ体制の整備だったりとか、そこで働く労働者間の理解の促進だったりとか、要するに定着促進。雇用を受け入れていただくまではある程度進んできたと思うのですけれども、今後定着促進だったり就労後のフォローアップ、そういったものが重要になってくるのだろうと。  特に精神障害、発達障害なり一見してわからないような部分の障害だったりすると、企業側がうまく使ってあげることができれば、かなりの即戦力になるということはありますので、障害者就業・生活支援センターやジョブコーチなど県の事業としてございますけれども、市内での雇用促進を図っていこうと思うと、やはりここは産業振興課が取り組んでいかなければいけないのかなというふうに思っておりますが、その辺はどういうふうにお考えか、また取り組んでいらっしゃることがあればお伺いします。 ○座長(敷根文裕) 産業振興部長。 ◎産業振興部長二川健一郎) 障害者の雇用に関しましては、これから生産年齢人口が減少していく中で重要な課題の一つだというふうに認識しております。以前ある経営者の方からお伺いしたのですけれども、プラスチックの成型をする工場ですけれども、ラインのリーダーを障害者の方にお任せして、健常者と同じグループでそのグループリーダーをお任せしているということで、これは障害の程度にもよると思うのですけれども、私そのとき感じましたのが、非常にその経営者の方のマインドがそちらに向いているということもございます。今話を進めている途中ではございますけれども、中小企業の団体と3者懇談会といいますか、要は経営者と、あと特別支援学校と、あと障害をお持ちの方の保護者の方と、こういった方々との懇談の中で今徳永委員ご指摘の点の課題であるとか、そういったところの洗い出し等を、共催でできないだろうかというような話をしてございますというのがまず1点。  もう一つ、今後の可能性の問題で、これは以前お伺いした事例なのですけれども、ある企業が恐らく発達障害の方だと思うのですけれども、雇用するのにはテレワークが非常に有効だったということなのです。やはり会社に来て仲間と働こうとすると、なかなか難しい、なおかつ家でやろうとすると集中ができないということで、その方のご自宅の近くにあるコワーキングスペースをうまく使って、テレワークで仕事を発注して、うまくいっているという事例をお伺いして、これはぜひともコラボサクラがそういったような拠点として活用できる可能性がないかどうかということを、これから具体的に検討していきたいなというふうにも考えているところでございます。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 副座長。 ○副座長(徳永由美子) そうですね、やはり人とのかかわりが苦手な方はパソコンの作業だったりとか、あとジーユーとかそういう大手のファストファッションのバックヤードの在庫整理とか、すごく向いている仕事はあるのですけれども、定着促進というのはこれから産業振興部が担っていくべきものとして、雇用促進だけではなく、ここにきちんと明記して、やはりこれからの12年をかけて、きちんと事業として産業振興部で取り組んでいただきたいなというふうに思っています。お願いします。  以上です。 ○座長(敷根文裕) ほかに質疑はございますか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○座長(敷根文裕) なければ、これよりその他の委員の質疑を行います。  質疑時間は、執行部の答弁を含めて5分以内としております。質疑時間残り1分を経過した時点で予鈴を鳴らしますので、質疑をその後1分以内におさめていただきますようお願いします。  質疑はございますか。  藤崎委員。 ◆委員(藤崎良次) 藤崎です。よろしくお願いします。第5次佐倉市総合計画書案基本施策3―3、87ページ、観光振興にかかわる関係ですけれども、今までの話を聞いていますと、観光振興としてお金を落とすようなものに力を入れたいということなのですけれども、一理あると思いますが、市役所でやるものですから、お金がなくても楽しめるということをしっかり基本に据えて、それと付随的にそういうものは発生するのは、それは歓迎だと思うのですが、その辺の基本の姿勢についてお伺いします。 ○座長(敷根文裕) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木研悟) そこはもちろんでございまして、地元の方々の郷土愛の醸成ですとか、本当に佐倉が誇れるまちになるというための観光づくりでございまして、そこに何か付随して、経済活動が伴いますというところでございます。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 藤崎委員。 ◆委員(藤崎良次) 今もそうされていると思いますので、よろしくお願いします。  次に、基本施策2―9、79ページ、環境保全の関係ですけれども、先ほど出ましたけれども、ごみの減量などに対して3Rということで2カ所ほど書かれていますけれども、4Rがよいのではないかということですけれども、それで以前は3Rプラス1Dと、ディスティングイッシュ、要するに発生させないというようなことで言われていたのですが、それが最近なくなってしまっているわけなのです。要するにさっきのコンテナ化だと、もう袋そのものが要りませんので、ごみを減少させるか、そうではなくてもごみそのものはもう発生しないという、消滅させるというディスティングイッシュということになりますので、これが減少させるのと、そもそも発生させないのとは、ちょっと次元が違いますので、発生させないというところにしっかり視点を、力点を置いていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 廃棄物対策課長。 ◎廃棄物対策課長(田中眞次) 今、私どもでその4Rというのを作成している計画の中で考えているのが1つふやしたものとしてはリフューズということで、必要のない例えばストローとかレジ袋とか、そういったものを断るような対策、行動を1つ加えたということでございまして、ごみ袋の関係につきましては、収集体制にも大きく影響するところでございまして、丈夫で雨にも強い、水にも強いということで、やはり臭気とか逃げないような形というのも必要ですので、今のところはごみ袋については現状の形で進めていきたいと考えております。 ○座長(敷根文裕) 藤崎委員。 ◆委員(藤崎良次) そうですね、断るということで使うものを少なくするということでしょうけれども、発生そのものをなくすという視点が重要だと思いますので、ぜひそれは取り入れていっていただきたいと思います。  それから、79ページの成果指標の3番目なのですが、環境基準適合率ということで、98.2%で12年後も同じなのですが、今の不適合になっている分野はどういう分野でしょうか。 ○座長(敷根文裕) 生活環境課副主幹、遠藤さん。 ◎生活環境課副主幹(遠藤雅由) 生活環境課、遠藤です。適合率を落としているものにつきましては、光化学スモッグの適合率が98%ぐらいというのと、あとそれ以外には水質の関係で大腸菌とか、そういったものが環境基準に適合していないものがございます。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 藤崎委員。 ◆委員(藤崎良次) あと騒音に関しての環境基準もかなり道路の近くでは守られていないのではないかと思いますけれども、総合的に考えて、今おっしゃった何項目かも含めて少しずつ改善するように、例えば植栽をどんどんふやしていくとか、何かいろいろな対策があると思いますので、それをぜひ進めていってほしいと思います。 ○座長(敷根文裕) 生活環境課副主幹、遠藤さん。 ◎生活環境課副主幹(遠藤雅由) ご意見を承りまして、そのようにいろいろ進めていきたいと思います。  以上でございます。 ◆委員(藤崎良次) よろしくお願いします。 ○座長(敷根文裕) それでは、ほかに質疑はございますか。  お願いします。 ◆委員(萩原陽子) 萩原です。第5次佐倉市総合計画書案80ページの環境保全で、本当に持続可能な地球環境ということが今大きな課題ですが、その中で、地球温暖化防止計画事務事業編と区域施策編、この区域施策編がなぜ基本計画の中に包含する形になったのでしょう。単独ではつくらないということはなぜなのでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(菅沼健司) こちらの計画につきましては、ほかの計画の中にあわせてつくってもよろしいというような形でなっておりまして、同じ時期に計画期間が満了していることとあわせて、環境基本計画の中に包含する形とさせていただいているのが現状です。 ○座長(敷根文裕) 萩原委員。 ◆委員(萩原陽子) 事務事業編のほうは、先ほども細かくいろいろやっていらっしゃるのですが、新たに例えば太陽光発電システムとか、以前は新しい施設には設置をしましたし、エコカーも導入するというふうに環境政策がありましたが、今後についてはどういうふうになっていますか。 ○座長(敷根文裕) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(菅沼健司) 今後につきましても、その重点的な取り組みというのが定めてございまして、事務事業編につきましては、平成30年度からの計画という形で実施しております。計画期間につきましては、2018年から2030年までを計画期間としておりまして、その重点的な取り組みを定めて実施していく中で、公用車についても次世代車両の購入なども盛り込んでいるということでご説明いたしたところでございます。具体的な方策につきましては、電気自動車だとかハイブリッド車だとか、今いろいろな車がございますが、今佐倉市の公用車は軽自動車がメーンとなって導入しているということでご承知いただいているところでございます。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 萩原委員。 ◆委員(萩原陽子) 新しい施設ということで、新佐倉図書館には太陽光は設置しますか。 ○座長(敷根文裕) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(菅沼健司) 要請等はしているのですが、把握しておりません。 ○座長(敷根文裕) 萩原委員。 ◆委員(萩原陽子) 新しい施設には設置してきていますので、ぜひ図書館にも設置をしていただきたいと思います。  では、次に計画書案86ページの農業振興ですが、このAI、ロボットといったスマート農業を展開するところに支援をしますということなのですが、これは国の支援制度があるということでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 農政課長。 ◎農政課長(岩井一徳) お答えいたします。  国の支援制度もございますが、市としても例えば既にドローンを使っての肥料散布にも取り組んでおりますし、栽培管理をする農家さんにも支援を既にしております。今後もそういった農家さんがいらっしゃいましたら、市の支援、また国の支援も、どちらが有利かというところもございますけれども、あわせてできれば支援を進めていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 萩原委員。 ◆委員(萩原陽子) 国の支援にプラスして市も支援しているのですか。 ○座長(敷根文裕) 農政課長。 ◎農政課長(岩井一徳) 国では、今モデル事業ということでスマート農業の実証実験を行っているのですけれども、それに対して国が支援しておりますが、佐倉ではその取り組みに対して農家さんに問いかけをしたところ、手を挙げる農家さんがいらっしゃらなかったので、支援は受けておりませんけれども、今後そういった事業がございましたら、例えば国の支援が有利であれば国の支援を、市の支援が有利であれば市の支援を勧めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) 萩原委員。 ◆委員(萩原陽子) では、最後にもう一点ですが、都市住民と農業を営む住民間の交流なのですけれども、これは年1回のフォーラムのことを言っているのか、ちょっとわからないのですけれども、その目的をどこに置くのか。漠然と農業理解ということではなく、それとも販路拡大なのか。私としてはもっと佐倉の産物を市民が買えるような、そういう取り組みをしていただきたいということで提案しているのですが、どうでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 農政課長。 ◎農政課長(岩井一徳) 都市住民と農業との交流につきましては、アグリフォーラムを毎年行っておりますけれども、それだけではなくて、例えば市民農園、都市住民の方が、土に触れて野菜を栽培してできたものを自分で食べていただく、その収穫の喜び、そういったもので農業を理解していただくと。例えば草ぶえの丘で行っているのは、毎年やっている芋掘りです。そういったところでも幼稚園児、保育園児から、かなり人気が高いのですけれども、そういったところでも土に触れていただく、野菜を収穫して例えば食べていただく、そこで農業を理解していただく、野菜ができた喜びを知っていただく、そういったところで支援をしているということでございます。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) ほかに質疑はございますか。  では、木崎委員。 ◆委員(木崎俊行) 木崎です。よろしくお願いします。商工業振興についてなのですけれども、計画書案84ページに多様な人材の就業を支援しますというふうにありますけれども、雇用の安定化を図りますという表現なのですけれども、何をもって安定した雇用というふうにお考えでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木研悟) 雇用の安定化につきましては、その企業が常に人材不足を解消できるように定常的な雇用を勧めていきたいというふうに考えております。また、就業を希望される方につきましては、そういった方々の常時雇用がかなうよう、また情報提供等を進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。
    ○座長(敷根文裕) 木崎委員。 ◆委員(木崎俊行) ぜひ非正規の雇用ではなくて、正規の雇用がふえるようにしていただきたいのですが、上段に企業の競争力向上に向けた取り組みを支援しますというふうにあります。競争力向上に向けた支援ということになると、具体的にどのような形になりますか。 ○座長(敷根文裕) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木研悟) これは企業が生産性の向上を図るために、設備投資ですとか、事業拡大を図るため、そういったところの支援でございまして、市では融資制度ですとか、あとは国、県補助金の紹介、活用等を行っているところでございます。今後もそれを進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 木崎委員。 ◆委員(木崎俊行) 企業の誘致を進めるということ、今までもやられてきているところですけれども、この企業の誘致というのは、本社ではなくて、大規模な工場であったりとか支店であったたりとか、そういったところの誘致であってもこれは企業誘致という形で進められているのでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木研悟) もちろん本社機能が来ていただければ一番理想ではございますが、そうでなくても企業の工場が来たりですとか、営業所が来るといったことでも法人市民税等にもはね上がってきますので、そういった意味でも幅広く企業誘致は進めていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 木崎委員。 ◆委員(木崎俊行) 私、一般質問でやりましたけれども、現実として本社があるところに企業経営による利益、所得が集中すると、それが東京なのですけれども、佐倉市内でしっかりと安定した雇用、つまりは安定した所得が得られるように考えて企業とは話をしていっていただきたいと思います。地域経済の活性化というのは、そういうところに根っこがあると思うのです。商店街を活性化するということは、そこで働いている、そこに住んでいる方々がどれだけお金を使えるかということになりますので、ぜひこの企業の市内での活動に関して正規雇用をしっかりと求めていくということを入れ込んでいっていただきたいというふうに考えます。  次に、80ページの環境保全についてなのですけれども、印旛沼というのは、昔は泳いだりとかして遊べたという写真もあるし、そういうおじいちゃん、おばあちゃんの話もあるし、これは人によって汚濁されてしまったというところがある。12年間というのは長いスパンです。小学校に上がって高校を卒業するまでであり、随分長いのです。例えば、具体的に泳げるぐらい水質を改善したいと、そういう目標を持っていただきたい。夢のあるものにしてもらいたいというふうに私思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○座長(敷根文裕) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(菅沼健司) 貴重なご意見として受けとめさせていただきます。 ○座長(敷根文裕) 木崎委員。 ◆委員(木崎俊行) 本文の中では、水辺の保全と書いてあって、下のところには水質改善と書いてあるのです。ぜひ本気で考えてもらいたいと思います。 ○座長(敷根文裕) ほかに質疑はございますか。  髙橋委員。 ◆委員(髙橋とみお) 髙橋です。よろしくお願いいたします。私からは、第5次佐倉市総合計画書案79ページ、環境保全と87ページ、観光振興から各1問ずつ一括質問をさせていただきます。  まず79ページです。一番下の課題の設定のところです。これは玉城委員も質問されておりましたけれども、不法投棄の問題でございます。印旛沼周辺の、あるいは鹿島川流域、不法投棄は大変頭の痛い問題かと思っております。これはまちの景観、自然の景観が悪くなるということ以外にも犯罪発生率にもひもづくような問題かというふうに思っております。具体的な対策に関しては、先ほど玉城委員が聞かれたのですが、例えば手賀沼を抱えております柏市とか市川市、八千代市などは不法投棄の対策条例があったりします。佐倉市を見てみますと廃棄物の処理及び清掃に関する条例がありますけれども、これがそれに該当するのかどうかというところです。もしそうではないということで、向こう4年間この基本計画の期間中に条例制定する予定がないというお話でしたら、議員も議案を上程する権利を持っていますので、これはもうイデオロギーは関係ないので、全ての議員に署名いただけるような条例の制定も考えておりますので、この4年間で条例制定するのかどうかというところに関して、イエス、ノーで明確にお答えいただければと思いますというのがまず1点。  次、87ページの観光振興でございます。課題設定のところで、上から2番目です。佐倉ふるさと広場という課題設定があります。これはふるさと広場という名前を出して、部課を超えて課題設定をされているということで、非常にすばらしい、地味なのですけれども、非常に野心的だなというふうに思う反面、印旛沼周辺地域の活性化推進プランがございますけれども、これは印旛沼周辺一帯を面で捉えた農業、観光振興プランでございまして、これはプロモーションが先行しているかどうかというのはともかくとして、思想としては非常に私賛同いたすものでございます。この面でとらえる視点というところです。そこを考えますと、ふるさと広場というのももちろん大切なのですけれども、いわゆるふるさと広場周辺の印旛沼を中心とした戦略的な整備ですとか、整備はかなり進んでいると思いますけれども、プロモーションとか、そういったところです。あるいは敷根座長がよく唱えていらっしゃいますけれども、自転車とか歩く人、お散歩する人の歩車分離の話とか。そういうようなことをやっていく必要があるのだろうというふうに思うわけでございます。  そうすると、さらに部課を超える意識で取り組んでいく必要があるのだろうというふうに私は思っておりまして、実は昨日萩原委員がおっしゃっておったのですけれども、この基本計画は全体的に踏み込みが若干浅いところがあるなということをおっしゃっていました。確かにそうだなと思うポイントの一つとして、やはり市役所はタコつぼ化してしまっていて、なかなか他部門のことは言いづらいのです。これ非常によくわかります。もし書いてしまったら、こういう場で突っ込まれるすきを与えますし、市民の方からも突っ込まれるすきがあるということになってしまうのですけれども、そこを恐れてはいけないのではないかなというふうに思っていて、そういったところに関して今後これを大幅に書きかけるということは現実的ではないというのはよくわかっていますので、これを観光、農業振興を所管しております産業振興部長から…… ○座長(敷根文裕) 髙橋委員、答弁の時間がなくなってしまうので、そろそろまとめてください。 ◆委員(髙橋とみお) 失礼しました。一言いただければと思います。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 廃棄物対策課長。 ◎廃棄物対策課長(田中眞次) 廃棄物対策課長の田中でございます。先に不法投棄の関係でございますけれども、現状といたしましては、廃棄物処理法と迷惑防止条例で対応できていると思いますが、髙橋委員がおっしゃった内容につきましては調べてみたいと思います。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(鈴木研悟) 今お話をいただいた課題につきましては、計画書案88ページ、施策の一番上の取り組み、消費を喚起する取り組みを推進しますの中の2段落目に記載させていただいておりますが、印旛沼周辺地域を一体の拠点として進めていきたいということで、これにつきましては、今プロジェクトを組んでおりますので、部課を超えて全庁を挙げて取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○座長(敷根文裕) ほかに質疑はございますか。  岡村委員。 ◆委員(岡村芳樹) 岡村ですが、重要な問題が漏れていましたので1点質問しますけれども、ごみの減量化に関連して前回の計画では減量化に伴って廃棄物減量等推進審議会等でも市の課題として提案されて、各種有識者等による審議等を行って、結局結論が出ず、頓挫している部分があります。これはごみの有料化の問題ですけれども、私は頓挫した時点で、これについてはもう一切市のほうからは有料化の議論は必要なくなったと、今後は一切そういう予定はないというふうに認識しましたけれども、その辺の確認をしたいと思います。 ○座長(敷根文裕) 廃棄物対策課長。 ◎廃棄物対策課長(田中眞次) 現在有料化につきましては具体的な検討はしておりませんが、長期的な見地でいきますと、今検討しています佐倉市一般廃棄物処理基本計画においては検討するということとしております。有料化につきましては、減量化の方策の方法の一つとして、他の市町村は取り入れているところでございますけれども、佐倉市といたしましては、まずは有料化以外の方法で減量化を進めてまいりたいと、現状は考えております。  以上です。 ○座長(敷根文裕) 岡村委員。 ◆委員(岡村芳樹) わかりました。市民レベルでの啓発も進んで、またごみの減量化の意識が非常に高揚して、結果にもあらわれているということでは、今間違いなく課長が言われたように、現状佐倉市では手っ取り早い有料化というのは、やはりなじまないのかなというふうに、今の答弁で感じました。  それと、あとついでにもう一点申し上げますと、印旛沼の水質改善の問題につきましては緊急行動大会まで開いて、印旛沼の水循環健全化会議で出した計画と目標、2030年がめぐみの印旛沼再生年度ということで、先ほど委員からも指摘がありましたけれども、泳げる印旛沼みたいな、そういった青写真があっていいのではないかと。たしかそういった青写真をもとにこの水循環健全化会議の緊急行動大会までやって、12市1町2村、こういったところと森田県知事まで来て署名までやって、盛り上げてきた計画ですが、今の途中経過と今後の見通しを伺いたいと思います。 ○座長(敷根文裕) 環境部長。 ◎環境部長(橋口庄二) 環境部の橋口でございます。答えになるかどうかわかりませんけれども、印旛沼の汚濁の原因というのは、生活系、産業系、それから主原因と言われる自然系です。生活系、産業系については、こちらにも書いてありますように下水道の整備とか合併浄化槽の推進、それから産業系については進出企業との公害防止協定や環境保全協定を結んで、かなりの成果が出ていると思うのですけれども、問題は一番汚濁の原因となっている、8割がこれだというふうに言われていますが、いわゆる自然系と言われる部分です。自然系というのはいわゆる雨、風の自然作用によって市街地から、あるいは農地から印旛沼へ流入する雑排水で汚れてしまうと。これについては印旛沼流域推進委員会の中でも、なかなか明確な答えがないというのが現実ではあります。佐倉市がやれる、あるいは佐倉市の市民がやれることはそれなりに私はやっていると思います。  ただし、この印旛沼の水質改善というのは、これはもう流域が13の市町にわたっておりますので、佐倉市単独でできるものでもない。それから、いわゆる平均で水深が1.7メートルしかないので、よどんでしまいますと、どうしても富栄養化して汚濁が進んでしまうということもありますので、これについては私は12年でもちょっと短いぐらいだというふうに思っております。長期的なスパンで考えていかなければいけないというふうに考えておりまして、あるいは汚泥のしゅんせつ、これは窒素とリンが一番の原因ですから、これを排除するというようなことや、あるいは水の流動化、利根川から入れて新川に出すというようなことが必要であると。これは国、県に今後とも引き続き要望していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○座長(敷根文裕) ほかに質疑はございますか。よろしいですか。                 〔発言する者なし〕 ○座長(敷根文裕) なければ、議案に対する質疑を打ち切ります。  執行部の皆さん、お疲れさまでした。  この際、暫時休憩いたします。           午後零時06分休憩  ───────────────────────────────────────           午後零時11分再開 ○座長(敷根文裕) それでは、会議を再開いたします。  座長報告をまとめたいと思います。  第1回委員会で確認をされましたとおり、分科会の審査内容を取りまとめ、全体会へ報告することが求められております。したがいまして、座長報告は当分科会で出された主な意見を列挙し、分科会座長の報告といたします。  それでは、ご意見をお願いします。  密本委員。 ◆委員(密本成章) 私からは、総合計画書案79ページと80ページ、こちらの3Rをリフューズを含む4Rとすることと、加えまして関連する個別計画、「ほか」をとりまして、ほかの関連計画をここへ記載するということでお願いします。  以上です。 ○座長(敷根文裕) ほかにご意見はございますか。  副座長。 ○副座長(徳永由美子) 私からは、計画書案84ページになります。多様な人材の就業ということで質問させていただきました。障害者等の就労促進と、あとやはり定着促進という言葉をここに明記したいと思います。 ○座長(敷根文裕) ほかにご意見はございますか。  川口委員。 ◆委員(川口絵未) 私からは、意見の中に盛り込んでいただきたいこととして、今回の台風のことにも関連します森林環境譲与税基金の活用、検討について、森林の台風被害に対する活用と、あと天然林化をという意見があったということ。また課、部署をまたいでのシティプロモーションの観点から、有機給食ですとか、また産業振興部と文化課が連携したスタンプラリーなどとか、横断的に進めていってほしいという意見があったことを書いていただきたいと思います。 ○座長(敷根文裕) それでは、ほかにご意見ございますか。よろしいですか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○座長(敷根文裕) では、3名の皆様から意見をいただきましたが、川口委員については意見に載せるということでよろしいでしょうか。 ◆委員(川口絵未) はい。 ○座長(敷根文裕) 密本委員、そして徳永副座長の2名から、修正案を提出したいとのご意見ございました。こちらを修正する箇所の理由と説明についてはもういただいておりますので、当分科会から修正案を提出することとしてよろしいでしょうか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○座長(敷根文裕) それでは、文言整理につきましては正副座長にご一任いただくということでよろしいでしょうか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○座長(敷根文裕) それでは、作成しましたら皆様にお配りするようにいたします。  本日の日程は終了いたしました。  以上をもちまして、総合計画関連議案審査特別委員会経済環境分科会を閉会いたします。  お疲れさまでした。           午後零時15分閉会...